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薬物による歯の変色

歯に縞模様のような変色があり、どれだけ丁寧に歯磨きをしても改善しない。そんな症状がある方は「テトラサイクリン歯」かもしれません。テトラサイクリン歯は、一般的な着色汚れとは原因が異なるため、通常のケアでは改善できません。
布施・東成区・新深江・高井田の福井歯科では、テトラサイクリン歯の変色でお悩みの方に、程度に応じた治療をご案内しています。改善の可能性を確認するためにも、一度歯の状態を拝見させてください。
テトラサイクリン歯とは?
抗生物質が原因の歯の変色
テトラサイクリン歯とは、幼少期にテトラサイクリン系抗生物質を服用したことで歯に変色が生じた状態です。薬の成分が歯の形成期に内部に取り込まれ、灰色や茶褐色の変色、または縞状の模様として現れます。
これは過去に処方された薬による影響で、ご本人に責任があるものではありません。原因がわからないまま、長年歯の色に悩んでこられた方も多くいらっしゃいます。
テトラサイクリン系抗生物質とは?
テトラサイクリン系抗生物質は、幅広い細菌に効果がある抗生物質の一種です。1950年代に登場し、風邪や肺炎、気管支炎、中耳炎、マイコプラズマ感染症などの治療に広く使用されていました。
しかし1970年代後半になり、歯の形成期(0~8歳頃)に服用すると歯が変色する副作用があることが判明しました。それ以降、妊婦や小児への使用は控えられるようになり、現在では歯の形成期にある子供への処方は原則として行われていません。
40代後半~60代前後の方に多い
テトラサイクリン歯は、現在40代後半から60代前後の方に多く見られます。この世代が子供だった1960年代~1980年代前半は、テトラサイクリン系抗生物質が広く使われていた時期です。
永久歯が作られる時期に薬の成分が取り込まれ、大人になってから変色が目立つようになったというケースが多くあります。「ずっと歯の色が気になっていたけれど、原因がわからなかった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
変色の程度には段階がある
テトラサイクリン歯の変色は、服用した時期・量・期間によって程度が異なります。一般的に、軽度(1度)から重度(4度)まで段階的に分類されています。
薄い黄色や灰色がかった変色から、濃い茶色や縞模様がはっきり見えるものまで幅があります。変色の程度によって適した治療方法が異なるため、まずは状態を確認することが大切です。
当院からのご提案
ホワイトニングで改善できる場合
軽度~中程度なら効果が期待できる
変色が軽度から中程度の場合、ホワイトニングで改善できる可能性があります。完全に変色をなくすことは難しいケースもありますが、ホワイトニングを重ねることで改善され、変色が目立ちにくくなることが期待できます。
デュアルホワイトニングで効果を高める
テトラサイクリン歯には、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングが効果的です。歯科医院での施術とご自宅でのケアを併用することで、より高い効果を目指せます。
当院ではウルトラデント社の「オパールエッセンスシリーズ」を使用しています。しみにくい設計のため、継続的なホワイトニングにも取り組みやすくなっています。
重度の場合はセラミックで対応
ホワイトニングだけでは難しいケース
変色が重度の場合、ホワイトニングだけでは十分な改善が見込めないことがあります。その場合は、セラミックの被せ物で歯の色を整える方法が選択肢になります。
当院ではe.max(イーマックス)やジルコニアなど、天然歯に近い透明感を持つ素材を取り扱っています。周囲の歯との調和を考えながら、自然な仕上がりを目指します。
まずは変色の程度を確認
テトラサイクリン歯の変色は、軽度であればホワイトニングで目立たなくできることがありますが、重度の場合はホワイトニングだけでは限界があり、セラミックで歯を覆う方法が適しています。当院では、お口の状態を確認した上で、どこまでの改善が見込めるかをご説明いたします。
長年テトラサイクリン歯に悩んでこられた方も、諦めずに一度ご相談ください。改善に向けた方法を、一緒に考えてまいります。